白金に代替可能な色素増感型太陽電池用対極材料の開発
【概要】
現在、安価な太陽電池を供給するために色素増感型太陽電池等の開発が積極的に進められています。この太陽電池における対極としてはレアメタルである白金(Pt)の利用が有力視されていますが、白金は多方面で需要が増大し、安定的な供給が懸念されています。そこで、弊社では白金に代替できる対極材料として多層カーボンナノチューブ(MWNT)/イオン液体(IL)/導電性高分子(PEDOT:PSS)から成る三元系材料を開発しました。
【今後の方針】
この三元系材料は太陽電池を構成する色素をブラックダイ等他の色素に代えることでさらに変換効率は向上すると思われます。今後、大面積化についても検討を進める予定です。